ザ・葛藤 その③

注:専門的内容

  

この前、機会あって音楽用プラグインソフトを開発する会社にお邪魔。

近年の開発傾向はやはりビンテージシュミレート系らしい。有名エンジニア所有機のモデリングね。

開発してる人にいろいろ話し聞くと、まさに葛藤の嵐w

  

例えば、ハードウェア機材だとここの回路にこの素材を使ってますって設計書をある程度公開できる。 要はパーツと素材プラス人件費と手間がコストなの。

でもプラグインってそもそもアルゴリズムなんよね。つまり設計書は絶対企業秘密。

漏れたら他社や個人に簡単にパクられちゃう。

 

アルゴリズムだっていうことは音が良い悪いもほんとは関係ない。

パラメータを多く緻密にすることはいくらでもできるし、実機よりサウンドメイクにも幅を持たせることができるとのこと。でも「みんなが求める音楽的サウンド」に到達できにくいと「このプラグイン音悪い」ってなっちゃうんだって。

 

ビンテージやアナログ感もどこまでもリアルにできるが、パラメータやツマミは極力少なくして(写真のアビーロードのヤツとか)、狭いレンジの中で使用感重視で開発してるんだとか。大変だなぁ~(´Д`)

 

また、最近はMSモード対応デュアルコンプや、クラウド型ソフトも登場しつつあるね。

でも流行に乗るとお金がかかるからハードウェアのアウトボード購入をJericoは勧めまっせ。

結局、流行関係なく長く使える機材が安いんでよ・・・。